3歳よりピアノを始め、弱冠6歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」を演奏。1992年モスクワ青少年ショパン国際ピアノコンクール優勝、日本および台湾にて10数回のリサイタルを開催。96年パリ・エコールノルマル音楽院・最高課程を首席卒業後、パリ国立高等音楽院入学。99年同音楽院を審査員全員一致の首席で卒業し、併せてダニエル・マーニュ賞受賞。
ヴィオッティ、ミュンヘン両国際コンクール入賞後、99年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールで優勝。その後、日本、フランス、アルゼンチン、ポーランド、イタリア、ポルトガル、スペイン、中国などで演奏活動を続ける。パリ・ショパン・フェスティヴァル、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、日本、ワルシャワ、ビルバオ)、CIMA音楽祭、カンヌ音楽祭、オランピア劇場に於けるラジオ・クラシック・フェスティバル、コインブラ音楽祭、ノーアン音楽祭、リストマニア、別府アルゲリッチ音楽祭、ドゥシニキ音楽祭、台北アルゲリッチ音楽祭等に出演。
2001年シャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団で、日本におけるオーケストラ・デビューを果たす。その他、これまでにバイエルン放送交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、アルゼンチン国立管弦楽団、トリノ国立管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、読売日本交響楽団、新日本フィル、東京交響楽団、仙台フィル、名古屋フィル、広島交響楽団、群馬交響楽団、大阪フィル、武漢交響楽団ほか国内外のオーケストラと多数共演。
03年6月にはオルフェウス室内管弦楽団日本ツアーにソリストとして参加。07年4月、ワシントンD.C.のケネディセンターにてリサイタルを行い全米デビュー、その模様が世界中にインターネット中継される。2010年にはフランスに於いてシューマンのピアノ協奏曲でネルソン・フレイレの代役を数回務め、大成功をおさめた。
04年2月にはコロムビアより「シャコンヌ」でCDデビューを飾り、「見事な技巧と叙情的歌い回し。期待の新星ピアニスト」(レコード芸術)と絶賛される。以降「ラ・ヴァルス」、「ファンタジー」、「Le Vent」をリリース。2010年には5枚目のCD「Chopin : Ballades & Nocturnes」が、MIRAREより日本人初として世界的に発売され、レコード芸術「特選」等、各紙で高い評価を受ける。翌年には「シューマン&リスト:ピアノ協奏曲集」をリリース、2012年発売の最新盤「バラキレフ・ピアノ作品集」は再びレコード芸術「特選」に選出された。
またその演奏はフランスのテレビ(ARTE、FRANCE 3)やラジオ(フランス・ミュージック、ラジオ・クラシック)及びNHKにてしばしば放送されている。
これまでにピアノを星洋子、中島和彦、中沖玲子、G・ムニエ、B・リグット、M.F.ビュッケ、J.シャミネ、A.ブレンデルの各氏に、室内楽をC・イヴァルディに師事。